酒巻久美子:老後の資金づくり

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住宅に必要な器具類をそろえるなら「引っ越し」セールも狙い目です。

新しく家を買った人は器具も新品がほしくなったり、必要になったりするものです。

そうでなくても、今までのものを新しい家まで運ぶのはお金がかかるし、用をなさない場合もあります。

そういう人たちのセールでは割りに新しい器具が、安い、お持ち帰り価格で見つかったりします。

新品の器具を買うなら、近々セールがあるかどうか尋ねましょう。

また、店頭品(売り場に出たものは中古扱いなので割引されます)があるかどうかも。

余計なものがついていない分、壊れにくいし!

大きい買いものは最後まで使い切る。

いわゆる「計画的老朽化」現象は、私たちが買う大型の家電製品の寿命の短さを物語っています。

要するに、限られた年数で老朽化するように造られているのです。

使い切らないうちに買い替えれば節約にはなりませんし自動車のサスペンションだけは、高速を走るなら早く替えるほうが身のためですーが、よく注意して見れば、寿命はそれほどの謎ではありません。

何の心配もなく「目一杯」使うヒントがいくつかあります。

（１）手入れをマメに。

修理が行き届いていればそれだけ長持ちします。

手入れの時期など、説明書によく目を通しておきます。

（２）似たような部品を売っていない取扱店を見つける。

そこの人ならむやみに買い替えどきだとはいいません。

店が得するわけではありませんから。

（３）急いで買い替える前に、新しい品物の減価償却費(価格を耐用年数で割った値)と今あるものの年間の維持費を比べます。

そして、自分の大きな目標を忘れずに。

酒巻久美子（財務アドバイザー）